今日は、名古屋工業大(名工大)の変わったコースである
工学部創造工学教育課程について紹介したいと思います。
名工大とは
名工大は、入試難易度でいうと中部・東海地方では名大工学部に次ぐ工学部ですかね。
河合塾の偏差値(2020/05/24時点)で言うと
センター% | 前期 | 後期 |
79 | 工-情報工(60.0) | |
78 | 工-物理工(60.0) 工-電気・機械工(60.0) | |
77 | 工-社会-建築・デザイン(60.0) | |
76 | 工-生命・応用化学(57.5) | |
75 | 工-情報工(57.5) | 工-社会-環境都市(60.0) 工-創造-材料・エネルギー(55.0) 工-創造-情報・社会(55.0) |
74 | 工-電気・機械工(57.5) 工-社会-建築・デザイン(57.5) 工-社会-環境都市(57.5) | 工-社会-経営システム(57.5) |
73 | 工-社会-経営システム(57.5) 工-創造-情報・社会(55.0) | |
72 | 工-物理工(57.5) 工-創造-材料・エネルギー(55.0) | |
71 | 工-生命・応用化学(55.0) |
となっていて、
同じくらいの難易度で言うと千葉大、農工大、都立大の工学部がありますね。
東海地方で言うと、同じ難易度では豊田工業大学などもあります。
こちらも良い大学だと個人的に思います。
研究
研究で言うと、
研究はやはり盛んですね。
今話題の全固体電池の研究室もあるようです。
就職
公式HPの就職情報ページに載っていますが
やはり、東海地方の大学だけあってトヨタ系列が多いですね。
創造工学教育課程とは
さて、大分前置きが長くなってしまいましたが本題に入ろうと思います。
創造工学教育課程はHPで
"創造工学教育課程に入学した学生は専門を1つ選択して学びながら、幅広い工学の分野に触れ、工学の実践的能力を学部から大学院にかけてじっくり磨きます。"
と書いてあるように、学部修士一貫6年教育を行っています。
なので原則的に学部就職や、他大学院進学ができなさそうですね。
しかし、この大学は全体で7割以上が修士に進学していますし
他大学院に進学しても研究の引継ぎが出来ず、
実質的に研究できる期間が短くなってしまうということもあるので、
この課程は
好きな研究を学生中に出来るだけ行いたい
という人にはすごくおススメなのかなと思います。
就職についてはこの課程が平成28年度から始まったのでまだ就職情報が出てないです。
おススメポイント
この課程を進めるおススメポイントは他に3つありまして、
1年生から研究室を体験できる。
これは、タイトルでも述べましたが
なんと学部1年生から「学部ローテーション」といって、
2か月周期で研究室を入れ替わり体験することが出来ます。
具体的な体験談はこちらで紹介されていますね。
いや~工学部の自分としては1年生から授業の時間外でも
研究室で作業できるなんて羨ましいです。
メンター教員のフォローが手厚い。
1学年当たり2人につき1人のメンター教員がついて
科目選択の相談などが行えるらしいです。
実はこの制度自体は自分の学科にもあるのですが、
やはり進路や研究について、若いうちから相談できるのは大きいと思います。
1年の時から1対1で教授と話す機会なんて意外と無いんですよね~。
他の課程と比べて、入試難易度が易しい。
そもそも、入学できなければ意味がないですもんね(笑)
名工大は一般的な4年生の工学部は高度教育課程というのですが、
それに比べて創造工学教育課程は入りやすいです。
今年の各コースの合格最低点・平均点・最高点が載っていますが、
最低点ではほとんどの場合、創造工学教育課程が高度教育課程を下回っています。
しかし、注意するべきことは他の課程とは違い、
願書を出す際にエントリーカードも提出しなければならないということです。
これには、
志願理由や、入学したら学びたいこと、自己PRなど
それぞれのテーマを
書くのですが、これが大変に骨の折れるもので計1500字程度書きます。
実を言うと、自分は後期で創造工学教育過程に出願したのですが、
入試直前で勉強したいのに関わらず出願準備だけで2日かかりました。
結局前期のところに行ったので意味無かったですけど。
また、入試では小論文や集団面接も課せられます。
このような点で、受けるにあたって少し準備が必要だなと思いました。
最後に
前述したように、自分はこことは違う前期で受かった大学に行きましたが、
これは前期の方が家から通えたからという経済的な理由です。
なので、本当はここに行きたかったですね。
それくらい魅力あって、偏差値的にもコスパ高いところだと思うので、
目指す価値はあると思います。
ではでは。
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